フローリングにワックスをかける
フローリング床に
ワックスをかける?
イキナリですが、
ご自分でフローリングのワックスをかけるのは、なるべく控えめにしてください。
理由①
ワックスをかけるには、先立って床面の洗浄が必要となります。
洗浄には水を使いますが、木材が水を嫌うのは誰でもご存知でしょう。
木材にダメージを与えずに洗浄するには、
霧吹きを使う、とか、小面積ごとに手早く作業を進める、とか、知識とテクニックが必要になります。
これがなかなか難しい。
理由②
ワックスの品質が悪いと、
フローリングの床面にうまく密着せず、ぽろぽろはがれることがあります。
これは、フローリング材の表面塗装とワックスの相性によるもの。
ワックスはどれも同じという訳ではない、ということはあまり知られていません。
ぽろぽろはがれた部分の補修はかなり困難な作業となります。
理由③
ワックスは古くなると変質・変色を起こすので、
定期的な「ハクリ」が必要になります。
フローリング床の「ハクリ」は、まず不可能だと思っていてください。
したがって後々のことを考えたら、フローリング床にワックスの厚塗りは、厳禁です。
理由④
初めからワックスに向かない、もしくは必要のない床があります。
フローリング材表面にUV加工が施してあるものや、
製造段階でプラスチック樹脂を混ぜた素材のものは、
ワックスを塗らなくても光沢があり、
たとえワックスを塗っても密着しにくい(はがれやすい)という特徴があります。
フローリングにワックスを塗る目的の中から、
「美観の維持(=ツヤツヤの床)」は、なるべくはずして考えてください。
大切な家を保護するために「床材に傷をつけない。」
こう思って作業できたらいいかなと思います。
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